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当院は、女性の健康チェックに欠かせないと考える検査を組み合わせた婦人科ドックを実施しています。
子宮がん検診をはじめ、骨密度検診、子宮・卵巣超音波、感染症、風疹抗体、末血検査、生化学的検査を行っています。

婦人科ドックで行う主な検査

子宮がん検診

子宮がん検診には、子宮頸がん検診、および子宮体がん検診の二つがあります。それぞれ違う検査で調べます。
詳細は子宮がん検診の項目をご参照ください。

子宮がん検診

骨密度検診

骨密度検診とは、骨密度を計測し、骨折リスクを評価するために行います。骨粗鬆症は自覚症状がないため、診断のためには検査が必要です。当院では骨密度測定装置(GE社:PRODIGY Fuga-C)を導入し、DXA法により、腰椎、大腿骨の骨密度を測定し、骨粗鬆症の診断を行います。検査は弱い放射線の検査で、検査前には特に食事の制限などもありません。痛くなく、ベッドに横になって検査を行いますが数分で終了し、同日、結果をご説明いたします。お気軽にご相談ください。
詳細は、骨粗鬆症ページをご参照ください。

骨粗鬆症

子宮・卵巣超音波

子宮筋腫や子宮内膜症などの子宮の病気や卵巣の病気が無いか、また子宮や卵巣の発育状態や妊娠が可能かどうかなどを調べます。

感染症

感染症の検査では、主に性感染症検査(STD)を行います。
血液検査をはじめ、膣分泌物での検査や尿検査などを調べます。
項目として、クラジミア、淋菌、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIV、性器ヘルペス感染症、尖圭コンジローマ、トリコモナス腟炎などを検査します。

風疹抗体検査

風疹ウイルスに対する免疫の有無を調べる検査です。
妊娠初期に風疹に罹患すると、胎児に感染してしまう可能性があり、もしもそうなると心臓奇形や聴力障害、白内障、発達障害などの先天異常が起こることもあるため、赤ちゃんを望まれる方は、一度検査を受けることをお勧めします。
なお、免疫が無い場合はワクチンを接種しますが、生ワクチンなので約2ヵ月の避妊が必要となります。

末血検査(末梢血液検査)

末梢血液検査とは、血液中にある白血球、赤血球、血小板などの血液細胞を顕微鏡で観察し、それら細胞の変化などから、どのような疾患の疑いがあるかを判定することができます。
具体的には、貧血などの血液疾患や感染、炎症、ストレス、腫瘍などを疑う場合の診断,およびこれらの疾患の経過観察,治療効果判定などに有効とされています。

生化学的検査

生化学的検査とは、血液を遠心分離器にかけて、赤血球・白血球・血小板などの有形成分と血清(無形成分)とに分離し、血清中に含まれる物質を分析します。
これにより、肝機能や腎機能、脂質代謝などを測定し、全身の健康状態や病気の程度・経過を判断します。

女性ホルモン採血検査(LH.FSH.E2.PRL検査)

卵巣の機能を調べるための血液検査です。
卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)、プロラクチン(PRL)、エストロゲン(E2)を測定します。