当院では、子宮内器具についてのご相談も受け付けております。

IUS

花瓶に活けられた花の写真

当院で扱っている子宮内器具は、IUS(Intra Uterine System)と言います。挿入・抜去時に痛みの無いように工夫された新しい形で、過多月経、月経困難症などの症状がある場合に使用します。

ミレーナ(IUS)

当院ではミレーナと呼ばれる子宮内器具を使用しています。ミレーナはT字型で柔らかいプラスチックでできています。ミレーナに黄体ホルモンが付加されており、子宮内膜の増殖を抑える、維持する働きがあります。持続的に約5年間、ホルモンを分泌し続けます。体内の女性ホルモンは分泌されたままで、子宮内膜の増殖を抑える、という効果があり、主には過多月経、月経困難症の治療として使用されています。

ミレーナが適している女性

  • 月経困難症を認める女性
  • 過多月経を認める女性
  • 挿入中は妊娠を希望しない女性
  • 何らかの理由でLEP製剤(低用量ピル)が内服できない女性

ミレーナ装着前の検査、装着時期

当院ではミレーナを装着前に、超音波による子宮の形状の確認、子宮細胞診検査、性感染症検査を行っています。その際、挿入前の前投薬(抗生剤、鎮痛剤)をお渡しし、子宮内膜が薄い時期、経血量が減少する月経3~7日目に挿入します。挿入後、15分程度休憩しもらい、当日帰宅可能です。
挿入後は副作用の確認のために定期的な検診を行います。