子宮がん検診
子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんがあります。
子宮頸がん
子宮下部の子宮頸部と呼ばれる部分から発生するのが子宮頸がんです。
子宮頸がんの発生には、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関連しています。
HPVは、性交渉で感染すると言われているウイルスです。
ただ、HPV感染そのものは稀ではなく、感染しても、多くの場合は無症状のうちにHPVは排除されるようです。
HPVが排除されずに感染が持続すると、一部に子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんが発生すると考えられています。
このほか喫煙も、子宮頸がんの危険因子であることがわかっています。
子宮体がん
子宮体がんは子宮内膜がんとも呼ばれ、子宮の内側にある、子宮内膜から発生するがんです。
子宮体がんは生活習慣の欧米化に伴って増加しています。
不妊症、出産経験の無い方、肥満、糖尿病、高血圧の人は危険群です。
女性ホルモン(エストロゲン)が発症に関与しています。
エストロゲン(卵胞ホルモン)は子宮内膜を増殖させますが、排卵後、黄体ホルモンが卵巣から分泌され、この増殖を止めています。
月経不順や不妊症の場合、排卵回数が少ないため、エストロゲン優位の期間が長く、体がんの危険性は増します。
未婚で妊娠出産経験が無い人もエストロゲン優位のライフサイクルとなり、体がんの危険性は高くなります。
肥満者では皮下脂肪の中にあるアロマターゼという酵素が働き、エストロゲンがつくられ、体がんのがん化に関与してきます。
また、更年期障害などのホルモン補充療法では、エストロゲンに黄体ホルモンを併用しないと、がんになる可能性が少し高くなりますので、注意が必要です。
横浜市の子宮頸がん検診
- 無料クーポン対象者
平成8年(1996年)4月2日~平成9年(1997年)4月1日生まれの方
※無料クーポンは対象者のうち、平成29年4月20日現在で横浜市民の方に横浜市より送付されます。 - 20歳以上の職場の検診など他に受診機会の無い方で、2年度に1回(前年度に受診していない方)
横浜市の子宮がん検診について詳しくは横浜市のHPをご確認ください。
料金
横浜市子宮頸がん検診 | 1,360円 |
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横浜市子宮頸がん検診+体がん検診 | 2,620円 |